ごあいさつ

ごあいさつ

新・幼保連携型認定こども園 円福幼稚園

写真:円福幼稚園 理事長 藤本 光世
円福幼稚園 理事長 藤本 光世
平成27年度から新・幼保連携型認定こども園制度がスタートすることになりました。この制度の趣旨は、これまで幼稚園(文科省)と保育園(厚労省)に分かれていた未就学児の幼児教育と保育を一体化し、すべての未就学児童が平等に良い幼児教育・保育を受けられるようにというものであります。また、少子化高齢化と働く女性の増加に対応して、保育を必要とする児童に幼稚園の場を提供することにもあります。 円福幼稚園はこれまで、この時代の要請に応えるべく、預かり保育の充実等を図ってきました。また、平成24年度からは円福おひさま保育園を設立して幼保連携型の認定こども園となり、0~2歳児の保育を可能にして、働くお母さんがお子様を預けられる環境を作ってまいりました。それは、幼保連携型認定こども園こそ、これからの幼児教育・保育の在り方であると考えたからです。 平成27年度から、国は認定こども園制度を新制度に移行することになりました。これは、これまでの認定こども園制度とは大きく異なります。移行にはたくさんの課題がありました。当園は、それらを一つ一つ乗り越えて新制度に移行します。その理由は次の通りです。
  1. 円福幼稚園がこれまで目指してきたように、幼児教育と保育の一体化は、時代や社会の要請であり、これからの未就学児教育・保育の未来を示しています。それが見えている以上、困難や課題を乗り越えて、新たな地平を切り拓くのが正しい道であります。
  2. 新認定こども園制度に移行しても、現在の円福幼稚園の特色である幼児教育をよりいっそう推進します。
おかげさまで円福幼稚園の幼児教育は、保護者や地域の皆さまのご理解とご協力により、全国でもっとも進んだ幼児教育になっています。それは、地域の皆さまの期待に応えるべく、園長を中心に職員がまとまり、全国やヨーロッパの先進的な幼稚園を視察し、研修を積んだ結果です。その成果は小宮路先生の楽しい公開保育と素晴らしい歌の指導となり、柴田先生による子どもの心をとらえ表現する絵画指導となり、体操教室では身体を柔軟に鍛え、自然がいっぱいのおひさまファームや教室や園舎の工夫となって表れています。仏教の精神を基礎として、おひさまファームやビオトープ庭園や大型遊具が揃った、自然が豊かで伸び伸びと遊べる環境と、広く明るい教室や遊戯室・プールなどの子ども達が力を充分に発揮できる施設で、ヨーロッパや玉川大学などの先進的な幼児教育に学んで力をつけて進めている当園の幼児教育は、子ども達の力を存分に伸ばしています。それは、運動会や生活発表会や作品展などのさまざまな行事の子どもの発表に表れています。子ども達の姿はおいでになった皆さまに大きな感動を与えています。 新認定こども園になっても、この幼児教育の質を落とすことなく、さらに発展、推進いたします。 皆様には、当園の方針をご理解くださり、新認定こども園制度に移行後も温かく見守ってくださいますようお願いいたします。

夢とかがやき

写真:円福幼稚園 園長 藤本 悠起子
円福幼稚園 園長 藤本 悠起子
円福幼稚園の子ども達はいつも輝いてます。 夢がたくさんあります。 夢のある歌をたくさん歌っています。 楽しい事、大切なことをいっぱい経験して、子ども達の心は大きく育っています。心が安らぎ、ワクワクし、子どもが子どもらしくかがやくところでありたいと願っています。 木々があり、草花が咲き、小鳥が舞い、歌声が響き、心を育て、感性を養い、愛され、認められ、やがて自立するための楽しい花園(キンダーガルデン)でありたいと願っています。特に幼児期は人として生きていく上で欠かせない素地を育む一番大切な時期です、当園は、心の教育を根底に、乳幼児期こそ大切な良い環境と良い体験をたくさん取り入れ、知、情、意のバランスのとれた全人教育を志しています。 価値観の多様化する現代社会において、大切なものを見失わず、ご家庭と共に心豊かな教育をめざしております。 幼稚園の創始者ドイツのフレーベルの「さあ、子どもと共に生きよう」の精神は円福幼稚園の願いです。
写真:園庭のフレーベル像
園庭のフレーベル像

ごあいさつ

写真:円福幼稚園 園長補佐 藤本 大心
円福幼稚園 園長補佐 藤本 大心
当園は仏教の精神、心の教育を根底に置いております。さて、仏教の精神とは何でしょうか。一番大切なことは、自分のことを置いて周りのことを考えることができる心を養うということです。満たされている時や元気な時は出来ても、つらいときや苦しいとき、そんな時は大人でも難しいものです。集団の生活を通して、大切な基本的生活習慣を身に着けながら、自分を知り、相手を知り、時には友だちとぶつかり合いながら心と心を近づけていく経験はこの幼児期にとても大切な経験です。円福幼稚園の先生たちはその手助けをする援助者なのです。「ご家庭と一緒に」を大切に、子どもたちの豊かな心と体の成長を職員全員で応援してまいります。 円福幼稚園には本物の経験ができる様々な環境が整っております。園長が常に全国、海外にも目を向け、先進的な教育を取り入れてきました。それは全て子どもたちが輝き、子どもたちを喜ばせたいと願ってのことです。円福幼稚園は子どもの心が動き、輝く環境であふれています。今から55年前に円福幼稚園を開園した名誉理事長の願いは、円福幼稚園の歴史の中で先生たち、保護者の皆様、子どもたちの中に生きております。この大切な幼児期の子どもたちの心と体の成長を私たちと一緒に応援してまいりましょう。職員一同円福幼稚園で皆様をお待ちしております。

教育目標と教育方針

教育目標

当園は仏教の精神に基づき、み仏さまから授かった子どもたちの天真爛漫な心と生まれながらの個性を尊重し、敬う心、感謝の心、思いやりの心を育み、善悪がわかり、友だちと和し、規律が守れる調和のとれた全人教育をすすめてまいります。そのために幼児期に大切な体験学習を多く取り入れています。 目標に向かって次の5つを柱として、大切な幼児期を保育いたします。

全人教育とは

全人教育とは調和ある人格を育むことです。 知識教育だけではなく、自らをただす理性、美しいものに感動する感性、神に感謝し人を愛する宗教心、自ら実行する強い意志、常に創造する希望を持った、知情意のバランスのとれた人格教育を言います。そのために、心の教育を根底に、幼児期に大切な体験学習を多く取り入れています。円福幼稚園は全人教育を行っています。

教育・保育方針

  1. 豊かな心を育む

    • やさしく思いやりのある心は、たくさんの愛情と良い環境で育ちます。めぐまれた環境の中で年齢にふさわしい保育をすることにより、やさしく思いやりのある心を育みます。
    • 豊かな心は良い環境で育ちます。お米や果樹、野菜の育ちと収穫を体験し、お花やアヒル、うさぎ、ヤギを可愛がって、幼い心は目覚め、育ちます。命を尊ぶ心、思いやる心、助け合う心、感謝する心が育ちます。
  2. 元気な体に育てる

    • 安心、安全で清潔なぬくもりのある施設で、子どもたちに細やかな愛情を注ぎ、健やかに育てます。
    • 毎日のマラソンやかけっこ、そして体操遊びや水遊びを通して、子どもたちの体の力は着実に育ちます。運動会や発表会で誇らしげな、立派な姿になります。年長さんになると、忍耐強くたくましく、戸隠の奥社まで楽に歩ける力がつきます。
  3. 正しいしつけが身につく

    • 幼いときのしつけは、一生の宝です。幼児期の子育てが、人としての礎になります。円福幼稚園は、仏教の教えを基礎として、祈りや感謝の心を育て、はきものをそろえることなどの正しいしつけが自然に身につくように育てます。
    • 年齢に見合った正しい生活習慣を身につけます。 また集団生活を通して、決まりを守ることや善悪のけじめの大切さが自覚できるように努めます。
  4. 創造する能力を開く

    • 創造する能力は良い指導者により自然に引き出されます。子どもたちは楽しく遊びのように取り組み、どんどん伸びていきます。大きく能力を開花した園児の姿は、来園する全ての皆様に大きな感動を与えています。
    • いろいろな事象に自ら興味を持ち、失敗にくじけず意欲的に解決し、さらに独自な創造性が育つように努めます。
  5. 子どもと共にある子育ての幸せを深めたい

    • 子どもと一緒に笑って、走って、喜んで…子育ては親育てです。子どもの成長を共に喜び、共に深めるために家庭との連携を密にしてまいります。