円福幼稚園の日常

ヤギのみるくのおまいり

11月よりかがやき棟園庭塀の修繕のため小川村で預かっていただいていたヤギのめぇめぇとみるくですが、小川村で2頭とも妊娠していることがわかりました。めぇめぇは4月16日に無事に出産を迎えてオスとメスの子ヤギを出産しました。みるくは5月22日の夜に出産を迎えたのですが、大変な難産でお腹にいた子ヤギが亡くなってしまい、その後みるくも元気がなく後を追うように亡くなってしまいました。元気な子ヤギの出産を望んでいたところ、この様なことになってしまい大変悲しく受け止めきれずにいました。出産の際は円福幼稚園で長年ヤギを診ていただいている家畜診療所の獣医さんも駆けつけて精一杯手を尽くしてくれました。

亡くなってしまったみるくを想い、5月29日に円福幼稚園で子どもたちと一緒におまいりをしました。

みるくが亡くなって子どもたちに話した次の日の朝、年長の先生が玄関にみるくの写真を飾ってくれました。年長さんが登園してみるくの写真の前で自然と手を合わせておまいりをしていました。その姿にみるくが救われたように感じました。円福幼稚園で亡くなった大きな動物たちのお墓がおじぞうさま後ろにあります。「おもいやり」と書かれたお墓ですので、機会がありましたらお子様と一緒におまいりをしていただければと思います。

新しく来た子ヤギの2頭のうち、年長さんたちからメスの子ヤギは「くるみ」と名付けたいと要望が多くありました。逆から読むとみるくだからだそうです。また、オスの子ヤギは円福幼稚園で生まれて数年前に亡くなったヤギと同じ名前の「ミルキー」になりました。亡くなってしまったヤギの分も新しく来てくれた子ヤギに愛情を注いで大切に一緒に過ごしていきたいと思います。

動物たちはどうしても人間よりも先に命を終えてしまいます。私たちも日々元気でいることが当たり前ではありません。1日1日を大切に生きて動物たちが教えてくれたことを忘れないようにしていくことが大切だと感じました。